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231: おさかなくわえた名無しさん 04/03/15 12:53 ID:WQCc4SqC
自分も似たような経験がある。
小学校5年の時拾ってきた猫を親に『飼っても良い?』と頼んだが『ダメ』と言われ
仕方なく近くの社宅の空家で友達と一緒に飼う事に。
最初はみんな可愛がって日にち事に当番を決めていた。
しかし、日が経つにつれ、いつしか世話は自分一人が全部やっていた。
ある日猫に牛乳を飲ましている時に、ふと背後に視線を感じた。
母さんが居た。自分の跡ついてきたのだと。
慌てて猫を隠す自分に母さんは
『そんなに飼いたいならちゃんと面倒を見るのよ』と一言。
次の瞬間猫の入ったダンボール箱を家まで連れて帰ってきた。
嬉しくって涙が出た。本当に良かったと。

232: 231 04/03/15 12:54 ID:WQCc4SqC
しかし、次の日学校から帰ると猫はいなくなっていた。母さんに聞くと
『ゴメンネ。保健所に連れて行っちゃった』
保健所の意味が解らなかった自分は、夜帰ってきた父さんにその場所の意味を聞かされ号泣。
次の日から母さんに冷たくあたっていた。
それから1ヶ月程経ち、猫の事も忘れていた。
そして学校から帰ってきた自分に、血相を変えた母さんが
『カバンおろして!すぐ病院に行くよ!』
何を言っているのか解らないままに手を引っ張られて病院へ。
そこは動物病院で、薬品の臭いがプンプンしていた。
奥の部屋にゲージに入れられた猫がいた。
覗き込むとやせ細って皮と骨だけの猫がいた。体にチューブが刺さっていた。
ハッ!と我に返ってその猫をもう一度見ると1ヶ月前まで自分が世話をしていた猫だった。
振り返ると母さんが泣いていた。さすがにその意味は理解できた。
『猫ちゃんね。ガンなんだって。もう治らないんだって。』
その言葉を聞いた時、1ヶ月前の母さんの言葉を思い出した。
本当は保健所なんかじゃなくて、動物病院に連れて行っていたのだと。
母さんが自分に心配をかけないように、そう言ったのだと。
その時、自分の中でいろんな悔し涙が出てきた。
その日はそれで帰ったけど、次の日から毎日病院に通った。
1週間過ぎた日にやっとチューブが抜かれた。
『辛かったね。本当に頑張ったね。』と言いながら母さんが最期のなでなでをやっていた。
自分は呆然と『タヒんじゃったんだ』と思うだけ。不思議と涙が出なかった。
亡骸を家に持って帰った。口から血が滲んでいた。体は硬くなっていた。
呼びかけても何の反応もしなかった。母さんがキャットフードと牛乳を持ってきた。
『これでやっと好きな物が食べれるようになったね』
牛乳とキャットフードを見た瞬間。涙が溢れるように流れた。
丁度1ヶ月前を思い出して。

長文スマソ。

235: おさかなくわえた名無しさん 04/03/15 13:31 ID:r7W0pb09
ご立派なお母さまですね・・・

236: おさかなくわえた名無しさん 04/03/15 14:04 ID:HTLt2xEa
それほどでも (*´Д`)

239: おさかなくわえた名無しさん 04/03/15 14:26 ID:saOat67Z
ほんと良いお母さんだな・・・。

>>236
(*´Д`)

241: おさかなくわえた名無しさん 04/03/15 15:04 ID:ae+GDt1L
>>231
うるうる・・。
昔、うちのネコも病気でタヒんじゃったからよくわかるぅ。
でもあなたたちのようなやさしい人にめぐりあえて、そのネコさんも
幸せだったね。


引用元:https://www.logsoku.com/r/2ch.net/kankon/1079060188/
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