14/01/19
2年前まで大学生してた時の話。特にオチはなく、霊現象ではない事を先に言っておく。
アパートの1階で一人暮らしをしてたんだが、2週間ほど毎晩窓を思いきり叩かれた事があった。
近くに友達(以後A)が住んでるのでそいつの仕業だと思い、窓を開けるも誰もいない。
メールしても大学で会っても
「知らねーよ、俺じゃないしww」
と。
結構本気でAのイタズラだと思っていたのだが、Aと俺の部屋で飲んでいた時、また窓が叩かれた。少しの間沈黙が流れ、Aが口を開いた。
A「最近お前言ってたのって今の?」
俺「うん、つかお前じゃねぇのかよマジで誰だよ!!」
窓を恐る恐る開けるA。だがいつものように誰もいない。
A「いねーな…つかヤバくね、お前。何かやっただろ」
俺「何もしてねーよ」
実際本当に心当たりがないのだ。そしてこの翌日の夜、ついに窓叩き最後の日が訪れる。
コンビニに行こうと外へ出て窓側の道路を歩いていたところ、窓の前にオッサンが突っ立ってた。窓を見上げていたのだが、俺に気付いた時数秒固まったまま見つめ合った。
俺「あ…」
それを皮切りにオッサンがダッシュで逃走。追いかける俺。追いかけながら犯人が誰かわかった。
追いかけなくても奴とは明日会う事になるので追跡をやめる事にした。
そいつは、俺の近所に住んでいて、俺のバイト先(コンビニ)の常連客で、俺の大学の教授だった。(以後B)
翌日大学へ行き、Bの個室へ直行。凄く嫌な顔をされたが構うものか。単刀直入に理由を聞いた。
以下の理由だった。
ゼミ選びの際、俺はBのゼミにB自身から勧誘されていたが断った。それが理由らしかった。軽く誘われただけのハズなのだが。どうやらBのプライドにさわったらしい。
たったそれだけの理由で俺に一泡吹かせたくなったらしい。コンビニのバイトが終わるまで外で待ちぶせ、俺を追跡したようだ。
B「本当は1ヶ月したらデカい石でも投げ込んで終わりにしようと思ってたんだけどさ。ちょっと残念かな」
開き直ってそう淡々と言われた。マジでゾッとしたし、微笑んでたので恐くて少し意識が飛びそうになった。
こいつ頭おかしいだろと思ったが、勇気を出して、次何かしたら即通報するという事を強く約束して話をつけた。
Aに報告しようか迷ったが、学内で広まったらまた何かされるかもしれないので、卒業した今も黙っている。
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